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琅扞(ろうかん)融くる緑丘の

3f198dd9.JPG小樽商科大学グリークラブの創立90周年記念OB演奏会に行ってきました。
我が大雪山麓男声合唱団の仲間でもある勝田さん、加藤さんも出演されるとあって、以前から楽しみにしていたものです。その他にも、「グリーフェスタ」でご一緒した「小樽市役所グリークラブ」の村上さん、勝山さんのお姿もありました。
1年半前から、道内と東京で練習を重ね、総勢80人余で歌い上げる渾身の4ステージ。比較的、平均年齢は高めでしたが、むしろ主役はそのベテラン勢の方々でした。
黒人霊歌「This O'l Hummer」やタダタケの「雨」のソロをはじめ、フルートやコントラバスの演奏など、実に見事に聴かせてくださいました。
OB演奏会にありがちな、「年長の方に花を持たせる演出」というのではなく、真にその任に値する素晴らしい演奏だったと思います。
また、私自身にとって嬉しかったのは、最初から最後(アンコールも含む)まで演奏会の全編を通じ、すべて「知っている曲」だったことです。
大学男声合唱団のOB演奏会としては、ごく標準的ともいえる選曲で、人によっては「退屈」と言われるかもしれませんが、私は、この種の演奏会はこれで良い、むしろ「定番」であるべきだと思っています。
中でも、最終ステージを飾った男声合唱組曲「吹雪の街を」は、まさに「商大グリー90年の集大成」とも言うべき演奏で、各OBの思い入れが客席にも十分伝わってきていました。
多田武彦氏に委嘱・初演した際の指揮者が、30年近い時を越えて、今再び、同じ会場でこの曲を「再演」されていましたが、どのOBも相当な歌い込みと練習を重ねてきている様子が窺い知れました。
実は、この組曲の初演は、演奏の出来そのものはあまり良いものではなかったらしく、当時ステージに立ったメンバーは、ひそかに「リベンジの時」を狙っていたかもしれません。
そんな中で、今回の演奏会では、やはりこの曲は「小樽商科大学グリークラブの持ち歌」なのだということを示す、見事な証明になったような気がします。
会場は、立錐の余地ない超満員。大半がOB関係者や家族とおぼしき方々でしたが、私の隣席にいた小学3~4年生くらいの女の子が「あ・る・い・て・き・た・よ」と「吹雪の街を」の終曲を一緒に小声で口ずさんでいました。どうやら、お父さんがいつも家で練習していたのを聞き覚えたようです。
男声合唱を愛する者のはしくれとして、このような演奏会が盛会であったことを、関係者とともに喜びたいと思います。
久しぶりに、男声合唱で心温まる演奏会に接しました。 
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プロフィール

事務局長

Author:事務局長
「大学に行ったら落研に入ろう」というつもりでいたのに、進学先には落語研究会がなく、男ばかりの男声合唱団に引きずり込まれて数十年。
社会人になってからも「生涯の趣味」として今もゆる~く奮闘中。
酷寒の片田舎で零細男声合唱団の番頭を務めている。